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と言うことでこういう時に便利な桃と柳ペア。
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冬の冷え込みが厳しくなってきた。
そんな日でも桃季は相変わらず花の手入れは欠かさず、そして変わらずそれに付き合うのが常だった。
少し手伝ったりもするのだが大体は桃季のすることを見ているだけのことが多い。
余計な手出しをして折角の世話を台無しにするわけにもいかない。
そんな気遣いがわかっているのか桃季も何も言わないのでそれに甘えてるとも言えるだろう。
「今日はこのぐらいござろうか…」
「そうか」
「…しかし今日は冷え込むでござるな」
そう言って擦り合わせる手に息を吐きかけている。
確かに、手の甲はやけに白いのに指先が赤く悴んでいる。
必死に温めようとしているが成果がある様には見えなかった。
傍目に見ていてもあまりの寒々しさに思わず手が出た。
「これでどうだ?」
そう言って両手で桃季の手を包み込んだ。触れてみると見た目以上に冷え切っている。
自分の手のぬくもりが少しずつ失われて行くのがわかったがそれは逆に自分の手の熱が桃季に移っていると言うことだ。
ならば構わないだろうとぎゅっと握ると桃季が僅かに声を漏らした。
どうしたのかと桃季を――ぱちぱちと目を瞬かせながら赤く染まる頬を――見て、我に返った。
「す、すまないっ、つい…」
慌てて手を離す。
なんて恥ずかしいことをしてしまったのだろう。
いくら無意識とはいえ恥ずかしさに目を合わせられない。
どうしたものか、変に誤魔化すのもおかしいし…などと考えていると行き場をなくしていた手を桃季が両手で握ってきた。
今度はこちらが驚いて桃季を見ると桃季はにこ、と笑った。
「あたたかいでござる」
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小ネタだとやたらいちゃつくのは仕様。